会社設立のための資本金
会社を設立するときの資金の種類
起業し、会社を設立する際には資本金が必要となります。しかしこの資本金にも大まかに分けると2種類に分類されます。それは「創業(設備)資金」と「運転資金」です。
創業(設備)資金は会社を設立する際に必要な資本金です。事業を開始するときに、その事業の内容により設備を整える必要があります。会社のオフィスや初期に用意する備品、また製造業であれば工場や製造を行う機械などの導入にかかるお金などのことです。
運転資金はビジネスを行っていくうえで必要になってくる資金のことです。月ごとの人件費、光熱費、事業に必要なもののレンタル料などが分類されます。資本金にも多く種類が分かれていて、まずは自らの企業がどのような資本金が必要になってくるのかを把握しておくことが必要です。
必要な資本金を決めるものとは?
会社を設立する際に必要な資本金には「創業(設備)資金」と「運転資金」があることを紹介しました。ではその資本金がいくらくらい必要であるのでしょうか?
資本金にいくら必要かを決定する重要な項目には「事業計画書」、そして「ビジネスモデル」が該当します。会社を設立する際の資本金の使用用途の多くがビジネスに必要な設備などを導入するために使用します。そのためビジネスモデルによって必要な資本金が変わってきます。
例えばIT、クラウドソーシング系の事業であれば設備はパソコンがあれば、そこまで多くの金額は必要ありません。しかし製造業であれば原料や工場など多くの場面でお金が必要になります。また事業の規模によっても大きく変わるので事業計画書で必要な金を計算することで、いくら必要にするのか明確にする必要があります。
資金を得るために、融資を受けよう
会社を設立し、利益を上げていくことでその企業のもつ資産が増えていきます。利益を増やしていくうえで事業の規模を大きくするといった選択肢もあり、その際にはさらに多くのお金が必要となってきます。
そういった場合には銀行や、投資を専門とする企業から融資を受け、資金を獲得することにより、さらに会社を大きくすることができます。設立した会社の多くがこの融資を受けることを狙っています。
そのため、融資を受けることができるような状態に会社を軌道に乗せるまで、事業の計画を立てる必要があり、このステージになるまで自らの資本金で会社の経営を行うことが必須になります。よって設立した際の資本金には融資を受けることができるまで運営を行うのに不足しない金額を用意しておく必要もあります。