厚生労働省の調査によると、小学6年生の6.5%が「世話をしている家族がいる」と回答していることが分かった。児童が日常的に家事や家族の世話をする「ヤングケアラー」に関し、小学生を対象とした調査が初めて行われた。
●暮らしの目線 大人に代わって日常的に家族の世話や家事を行う児童のことを、「ヤングケアラー」と言います。
ヤングケアラーの実態やその影響については、よくわかっていないことも多く、そのため2020年度の中高生の調査に続き、2021年度には小学生ケアラーの調査が行われました。
調査の結果によると、小学6年生では6.5%、中学2年生は5.7%、高校2年生は4.1%の割合で、何らかの形で家族の世話をしていることがわかりました。
小学生ケアラーが世話をしている家族は「きょうだい」が71%を占め、ほかに「母」が19.8%で、「父」「祖母」「祖父」と続いています。
どのような世話をしているのかと言うと、「見守り」が40.4%ともっとも多く、「家事(食事の準備や掃除、洗濯)」35.2%、「きょうだいの世話や送り迎え」28.5%、「話を聞く」26.3%などが続いています。
「入浴やトイレのお世話」といったいわゆる介護も、「話を聞く」に次いで18.9%となっていました。
世話の頻度は「ほぼ毎日」が半数を超えており、中には1日に7時間以上費やすという回答もあるそうです(7.1%)。
児童への影響が心配されますね。老いても、子どもや孫に迷惑をかけるようなことにはなりたくないものです。
写真はイメージ。大人に代わって日常的に家族の世話や家事を行う児童のことを、「ヤングケアラー」と言う。2021年度には小学生ケアラーの調査が行われた
記事提供:SILVER-LIFE新聞/Sonael
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