毎年「9月21日」が世界アルツハイマーデーです。1994年に「国際アルツハイマー病協会」が同日を世界アルツハイマーデーと制定しました。同協会は2012年から9月を「世界アルツハイマー月間」と定めています。
「国際アルツハイマー病協会」ってなに?
「国際アルツハイマー病協会(英語名:Alzheimer’s Disease International/ADI)」は1984年に設立され、ロンドンに本部を置き、世界100か国以上の国々で認知症に関する啓蒙活動を行っています。日本では唯一、公益社団法人「認知症の人と家族の会」が国際アルツハイマー病協会の加盟団体(1992年加盟)として国内外で活動しています。
「認知症の人と家族の会」は認知症に関するリーフレットの街頭配布や認知症サポーター養成講座等の活動を行っています。
なぜ世界アルツハイマーデーを9月21日と定めたの?
1994年、スコットランドのエジンバラで「第10回国際アルツハイマー病協会国際会議」が開催された際、会議開催10周年を祝い、会議初日の9月21日を「世界アルツハイマーデー」と定めました。
また、国際アルツハイマー病協会は、2012年からは9月を「世界アルツハイマー月間」として定め、加盟団体や個人・組織が月を通して認知症に関する啓蒙イベントを企画することを奨励しています。
世界アルツハイマーデーのシンボルカラーがオレンジ色なワケ
日本国内では世界アルツハイマーデー(世界アルツハイマー月間)のシンボルカラーを「オレンジ」として、「認知症の人と家族の会」各支部が全国にあるランドマークや庁舎等をオレンジ色にライトアップするイベントが行われています。
そもそもなぜオレンジ色が世界アルツハイマーデイのシンボルカラーなのでしょうか?当社でできる限り調べてみました。どうやらルーツは江戸時代までさかのぼる必要があるようです。
江戸時代の陶工・酒井田柿右衛門(酒井田喜三右衛門)は、夕日に映える柿の色にインスピレーションを得て赤絵の磁器(柿右衛門様式)をつくり上げました。この磁器は海外に輸出されヨーロッパでは18〜19世紀に人気を誇りました。
この柿右衛門の柿色のように「世界で認められるように」と願いを込め、「認知症サポーター養成講座(2005年~)」の修了者に交付される証(ラバーバンド)の色には、オレンジ色が採用されたそうです。
これ以降、もの忘れ・認知症相談医を「オレンジドクター(2010年~)」、厚生労働省の認知症高齢者の施策を「オレンジプラン(2012年~)」、近隣の認知症サポーターがチームを組んで認知症の方を支援する取り組みを「チームオレンジ(2019年~)」等と呼ぶようになっていきます。
このようにして、認知症サポーターのバンドの色から始まり、次第に認知症のシンボルカラーとして定着していきました。こうした背景があり、「認知症の人と家族の会」でもオレンジ色を世界アルツハイマーデイのシンボルカラーとしてイベントを開催していると思われます。
【全国】世界アルツハイマーデーイベントの予定
世界アルツハイマーの啓蒙イベントは全国で開催されます。詳細は公益社団法人認知症の人と家族の会の全国各支部にお問い合わせください。
世界アルツハイマーデー・月間
この記事のまとめ|認知症には早めの対策が肝心!認知症に備えた財産管理や終活の準備も!
世界アルツハイマーデーは1994年、国際アルツハイマー病協会が10回目の国際会議を祝し、開催日をもとに定められたものです。2012年からは9月が世界アルツハイマー月間として定められています。シンボルカラーはオレンジ色です。
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