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「2年以内に認知症を発症する可能性」、AIが8割超の精度で予測【Sonael】

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富士フイルムと国立精神・神経医療研究センターのグループが、AIを使って認知症の前段階であるMCI (軽度認知障害)の人がアルツハイマー病を発症する確率を、高精度で予測する技術を開発したと発表した。

●暮らしの目線 AI=人工知能を使って、アルツハイマー病の発症を予測する技術を、富士フイルムなどのグループが開発したそうです。

どういう技術かと言うと、アルツハイマー病の進行に関わるとされる脳の「海馬」と呼ばれる部位を中心にMRI画像をAIに学習させて、病気の進行によるわずかな脳の変化を捉え、それをもとに認知症の前段階とされるMCI (軽度認知障害)の人の脳の画像から、2年以内にアルツハイマー病を発症する確率を予測するというものです。

よく分からないという方には、天気予報の降水確率の求め方とおおよそ同じと言えば、わかりやすいかもしれません。

降水確率は過去の同じ天気図をもとに、実際に何回雨が降ったのかを計算したもの。それと同じようなやり方で、今回の研究では「2年以内にアルツハイマー病を発症する確率」を80%以上の高い精度で予測できるそうです。

でも、「あなたが2年以内にアルツハイマー病を発症する確率は・・・」と言われても…。それが悪い結果ならお先真っ暗ですよね。それも、高い精度でハズレないというのなら、なおさらです。

でも、そこは安心してください。富士フイルムなどのグループによると、今回開発された技術によって病気が進行する可能性の高い人のみを対象にした治験を行うことで、これまで難しかった新薬の有効性評価が正しくできるようになるそうです。

アルツハイマー病の新薬開発の進展を期待したいですね!

写真はイメージ。富士フイルムと国立精神・神経医療研究センターのグループが、AIを使って、脳のMRI画像からアルツハイマー病を発症する確率を高精度で予測する技術を開発

 

記事提供:SILVER-LIFE新聞/Sonael

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