終活をどう進めていくのかについて学ぶ方法には、本・セミナー・イベント・動画・映画などがあります。それぞれ解説していきますので、自分に合った終活の学び方を見つけてみてください。終活に興味がある方、これから終活を実践したい方は必見です。
終活の学び方:本
定番の学習方法は、やはり本(書籍・雑誌)です。本であれば、1ページずつ自分のペースで学べます。覚えておきたい部分にマーカーを引いたりメモを書き入れたりと記憶の定着を図りやすい学び方です。
自分の終活を始める前に!終活が学べる本2選
これから終活を始める前に読みたい本を紹介します。
『人に迷惑をかけない終活』
終活はさまざまな分野で準備活動をするため、幅広い知識が必要です。本書では終活ですべきことについて網羅的に記載されており、基礎知識が身に付きます。アンケート調査から分かった「子供に迷惑をかけたくない!エンディングノートの正しい書き方を知りたい」「独り身の場合、延命治療を希望しないことや、葬儀やお墓の希望を誰に伝えたらいい?」など、生の声をもとに章立てされていて、痒い所に手が届くような内容になっています。終活の実践に役立つ一冊です。
『人に迷惑をかけない終活』 発行/株式会社オレンジページ 編集/今田光子・菊地絵里 監修/明石久子
『相続地獄 残った家族が困らない終活入門』
本書では森永卓郎氏が“相続地獄”と称する自身の相続体験を赤裸々に書き連ねています。親の介護やその後の葬儀、相続手続きなどについて実際に苦労したエピソードが記されており、事前に準備していないとどれだけ大変な思いをするか追体験できるので、終活を進める動機づけになります。また先達の経験から終活や相続で何に気を付けるべきか学べるのでおすすめです。
『相続地獄 残った家族が困らない終活入門』 発行/株式会社光文社 著者/森永卓郎
家族が本人の終活をリード!家族が終活について学べる本2選
ご本人が亡くなった後、実際に手続きや整理などをするのは遺された家族です。ご家族がリードしてご本人の終活を進めることをおすすめします。もし親や配偶者の終活に関心がある方は以下の本が参考になります。
『親・配偶者が高齢になったら家族で相談すること』
介護・医療、実家の片付け、相続などご本人が元気なうちに家族同士で話し合って決めておきたいことが細かく紹介されていて、全体像が掴みやすいです。また本書では実態調査で実際にやっていないと困ることが明確になっていて、いわゆる終活の勘所も押さえられています。何から決めたらいいのか、明確にしたい方におすすめです。
『親・配偶者が高齢になったら家族で相談すること』 発行/株式会社オレンジページ 編集/今田光子・菊地絵里 監修/橘慶太・福島実
『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』
本書は、身近な人が亡くなった際に必要な手続きを詳しく説明しています。亡くなった直後に行う手続きから、葬儀が終わって落ち着いてから進める手続きまで、時系列に沿って分かりやすく解説されています。手続きの内容がフローチャートで記載されていて、何をいつ行うべきかを一目で把握できます。手続きに慣れていない方でも、スムーズに対応することが可能です。
『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』 発行/株式会社自由国民社 著者/児島明日美・福田真弓・酒井明日子
終活の学び方:雑誌
雑誌の終活特集で終活を学ぶ方法もあります。雑誌であれば話題性が重視されているうえに図や絵も多いので、興味を失わずに読み進めることができます。
『ハルメク』
本誌はお金や健康、美容、スマホ、ファッションなどシニア世代(ハルメク世代)が悩みがちなテーマを幅広く取り扱っている月刊誌です。内容は日常生活に密接しており、パラパラとめくるだけで「これくらいならやってみようかな」と興味が湧いてきます。自分らしく生きることを大事にしており、終活についてもよく特集が組まれていています。終活を含め、これからどう生きていくか考えたい方におすすめしたい雑誌です。
『ハルメク』 発行/株式会社ハルメク
『週刊ダイヤモンド』『週刊東洋経済』『週刊エコノミスト』の終活特集
いずれもビジネス雑誌ですが、終活や相続に関する特集が組まれることがあります。税理士や弁護士、経験豊富なジャーナリストが記事を執筆しているため、専門性や信頼性が高く、非常に勉強になります。特集が組まれる頻度は低いので、バックナンバーを取り寄せて終活について学びましょう。
『週刊ダイヤモンド』 発行/株式会社ダイヤモンド社
『週刊東洋経済』 発行/ 東洋経済新報社
『週刊エコノミスト』 発行/毎日新聞出版
終活の学び方:セミナー・イベント
文字を追うよりも耳で聞いて手を動かしたい方には、終活関連のセミナー・イベントに参加して終活について学ぶことをおすすめします。
セミナー・イベントであれば終活でわからないことがあったら、主催者に直接質問できます。他の参加者からも質問が出ると思うので、終活の悩みや実践内容が挙がれば、自分の終活に活かせます。また参加者同士の交流を通して終活仲間ができるかもしれません。
主催者や参加者から刺激を受けることができますので、終活に対するモチベーションが上がりやすいです。
「はいから老後の窓口」の終活セミナー・イベント
はいから老後の窓口(はいから編集部)では、税理士・行政書士、高齢者支援に関する専門家などと連携し、老後における様々な不安の相談に応じています。老後の不安を解消する「遺言書」「相続の手続き」「身元保証」「エンディングノート」などをテーマにした終活セミナー・イベントを定期的に開催しています。
「エータイ」の終活セミナー・イベント
エータイでは墓守が不要である「永代供養墓」を全国の寺院と連携して運営しており、定期的に「お墓」や「死後の手続き」などをテーマにした終活セミナー・イベントを開催しています。会場がお寺になることが多いので静かで落ち着いた環境でセミナーを受講することができます。また会場によっては永代供養墓を見学することも可能です。
終活の学び方:動画
終活には法律や難しい手続きなどが頻繁に出てきます。そのため、終活に関する情報を文面だけで説明されると、とても難しく見えてしまいます。そこで、イラストや音声付きでやさしく説明してくれる動画もおすすめです。
弊協会傘下の「一般社団法人東京シルバーライフ協会」が運営する公式YouTubeチャンネルでは、老後の身元保証や死後の手続きなど、終活関連の動画をアップしています。スマホで手軽に観ることができるのも動画の良いところです。アクセスしてみてはいかがでしょうか?
終活の学び方:映画
終活を学ぶ方法として「終活を題材とした映画を観る」という方法もあります。ストーリーを追いながら終活について学べるので「学ばなきゃいけない」という気持ちで机に向き合う必要はありません。
また映画であれば誰かと一緒に見やすく、家族とみれば鑑賞後に終活について話し合うきっかけになります。
ドラマチックで情緒に訴えかけてくるので、自分の終活について考えたくなるなど終活へのモチベーションを高めてくれるかもしれません。終活を題材とした映画をご紹介します。
『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』
【あらすじ・ストーリー】
大原真一(橋爪功)と千賀子(高畑淳子)は結婚50年を迎える熟年夫婦だ。真一は典型的な亭主関白で、千賀子は身勝手な夫が家にいることにストレスを感じ、趣味の健康コーラスでストレス発散。一方、真一は友人の麻雀仲間たちと、妻への愚痴を言い合っている。夫婦間の溝は深まり、熟年離婚寸前…。
そんな折、娘の亜矢(剛力彩芽)は自分が営むキッチンカーの客で、葬儀社に勤める菅野(水野勝)から終活フェアを紹介される。亜矢は千賀子に終活フェアを勧め、千賀子は前向きに将来を考えようとするが、真一は縁起でもないと嫌がり、新たな危機が生まれてしまう…!笑って、泣けて役に立つ、ヒューマンコメディ!
【出演】
高畑淳子、橋爪功、剛力彩芽、松下由樹、水野勝、西村まさ彦、石橋蓮司、藤吉久美子、増子倭文江、大島さと子、袴田吉彦、佐々木みゆ、小林綾子、螢雪次朗、大和田伸也、石丸謙二郎、金田明夫
【制作】
株式会社フレッシュハーツ
【配給】
イオンエンターテイメント |
熟年夫婦のあるあるが、豪華キャストが演じることで人情喜劇に昇華されています。家族愛を描いたドラマを通して終活の大切さがわかるので、観終わった頃には「終活をしてみたい」と思える作品となっています。そして実はこの度、シリーズ第2弾の公開が決定しました!パワーアップした第2弾のテーマは青春ならぬ「再春」です。
次回作が公開?!『お終活 再春!人生ラプソディ』
【あらすじ・ストーリー】
金婚式を無事に終えた大原真一と千賀子。娘の亜矢はキッチンカーの運営からシニア向け高級介護施設の栄養士に転身して仕事は順調、結婚も目前!順風満帆な大原家だったが、千賀子が終活フェアで桃井(松下由樹)から「再春」を勧められ、独身時代に習っていたシャンソンを再開したことで思わぬ騒動が持ち上がる。そして真一にある症状が出始めて…。豪華キャストが送る、笑って、泣けて役に立つ、ヒューマンコメディ第二弾!
【出演】
高畑淳子、橋爪功、剛力彩芽、松下由樹、水野勝、西村まさ彦、石橋蓮司、藤吉久美子、増子倭文江、長塚京三、凰稀かなめ、藤原紀香、大村崑、LiLiCo、窪塚俊介、勝俣州和、橋本マナミ
【制作】
株式会社フレッシュハーツ
【配給】
イオンエンターテイメント |
シリーズ第2弾『お終活 再春!人生ラプソディ』が2024年5月31日から全国の映画館で上映されます。なんと弊協会の運営母体であるベストファームグループが本作品の「公式宣伝アンバサダー」に就任しました!終活を始める方を1人でも多く増やしていきたいと考えています。
まとめ 終活は学んだら終わりではありません!実践しましょう
終活は本・セミナー・イベント・動画・映画で学ぶことができます。ですが、学んだら終わりではなく、終活を実践してみましょう。
終活を学び始めた方はすでにご存知かもしれませんが、終活で実践したい内容は多岐にわたります。モチベーションを保てないと終活を続けていくのは大変です。また「終活を”やらなきゃ”いけない」と自分の中で義務付けてしまうとますます続けるのが億劫になってしまいます。
終活を続けるコツは楽しむことです。今回紹介した学習方法なら終活を少しでも楽しく実践できる方法が紹介されています。特に『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』のように、終活に関する映像作品を観ると終活に対する向き合い方が変わり、楽しく終活を続けることができると思います。
終活で将来の準備を済ませておけば不安が取り除かれ、シニアライフを心置きなく楽しむことができるでしょう。もし終活でわからないことがあれば、終活を得意とする司法書士や行政書士、税理士といった専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
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